【安全運転情報】大雨・ゲリラ豪雨・冠水道路は危険!事故を防ぐための対策と注意点
近年、名張市を含む全国各地で、突然の激しい雨「ゲリラ豪雨」や大雨が頻発しています。
その影響で、道路が短時間で冠水するケースも増え、車の立ち往生や重大事故につながる危険が高まっています。そこで今回は、冠水道路の危険性と具体的な対策、走行時の注意点について、JAF(日本自動車連盟)の見解も参考にしながら詳しくご紹介します。
■ 冠水道路はなぜ危険なのか?
【見た目以上に深い】
冠水した道路は水深が分かりにくく、見た目以上に深いことが多いです。
実際に水深30cm程度でも普通車はエンジン停止の危険があります。
【車が浮く・流される】
さらに水深が深まると、車体が浮き始め、制御不能になります。
50cmを超えると、ほとんどの車は浮き始め、流される危険性があります。
【わずか10cmでも注意】
水深約10cm程度でも、タイヤと路面の間に水が入り、ハンドル操作やブレーキ性能に影響が出始めることがあります。
特にスピードが出ていると、ハイドロプレーニング現象(タイヤが水の上に浮く現象)が発生し、操作不能になる恐れがあります。
【路面状況が見えない】
冠水によってマンホールのふたが外れていたり、側溝に脱輪したりする事故も多く発生しています。
■ 冠水道路の対策と注意点
まず最も重要なことは、無理に進入しないことです。
【1】絶対に無理に進入しない
→ 水深が分からない場合、たとえ浅く見えても危険です。
【2】回避ルートを探す
→ 安全なルートを選択しましょう。事前に災害時の避難ルートも確認しておくと安心です。
【3】やむを得ず進入してしまった場合
→ JAFは、冠水道路に入ってしまった場合、速やかにエンジンを切り、車外へ避難することを推奨しています。
また、水位が高くなりドアが開かない場合は、窓から脱出するか、緊急脱出用ハンマーを使いましょう。
■ 視界不良時のライト・ワイパーの活用
大雨やゲリラ豪雨時は視界が極端に悪化するため、早めのライト点灯とワイパーの使用が欠かせません。
昼間でもライトを点けることで、自車の存在を周囲に知らせることができます。
また、ワイパーの強弱やウォッシャー液の操作に不安がある方は、事前に必ず練習しておきましょう。
【なばドラTV】雨の日の運転
▶https://youtu.be/4zLGl6nnQoI?si=gxo7zyfxgw_aPUGP
■ 路上教習中の対応について
路上教習中にゲリラ豪雨や大雨に見舞われた場合も、インストラクターの指示に従いましょう。
必要に応じて速度を落として安全に走行したり、安全な場所に停車することがあります。
視界不良時のライト・ワイパーの操作も、教習中にしっかり練習できますので、不安な場合は気軽に確認してください。
■ まとめ
ゲリラ豪雨や大雨による冠水道路は、見た目以上に危険が潜んでいます。
水深が分からない場所は絶対に無理をせず、適切な判断と行動が重要です。
また、ライトやワイパーを正しく使い、突然の悪天候にも冷静に対応できるよう備えましょう。
なばり自動車学校では、こうした実践的な安全運転もしっかり指導しています。
【内部リンク】
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【外部リンク】JAF公式
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